淡水雑記-5-

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 京都に生まれて、京都に育って、いまなお京都に住んでいて、制作のテーマは置いとくとして背景は京都にしていることが多いです。たまたま、京都は、知名度があり、それだけでテーマの背景として成り立っていくとも思っていて、写真の被写体として、京都の風物を撮ることが多いです。また小説のステージとしても京都を舞台にします。京都といえば川端康成の古都ですが、そういうイメージもあります。水上勉のイメージなんかも気になります。ぼくは、ぼく自身の表現内容には、どちらかといえばダサイ感じがしているんですけど、そういう体質なのではないかと思います。現代的な美の感覚には遠くて、むしろ近世、近代、平安時代にまで遡るのかもしれない感覚かとも思います。

西陣の生まれで、べったり中学卒業まで、西陣に育ったといえます。高校生になると社会へ向ける目線ができてきて、時代の影響をうけるなかで京都から離れていきます。離れてどこに向かったのかといえば、東京、東京、東京、ですね。中学生の高学年ころから、いや小学生の高学年のころからかも知れない。東京を意識しだします。鉄腕アトムの中には東京の地名がいっぱい出てきました。アトムを作ったお茶の水博士って団子鼻のおじさん。地名だと、池袋とか新宿とか出てきたように思う。今ほど、テレビもなく、情報は主には少年雑誌からだったかと思うけど、それらの発信元が東京だったわけで、京都という地方の少年にとっては、それは憧れの場所でした。そういうことでいえば、いつも東京がターゲットとしてある感じです。



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