淡水雑記-9-

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<ネットで人格を創る>
バーチャルリアリティ、VRという単語をまま見聞きます。
仮想空間における現実と解せばいいのでしょうか。
フィクションの世界だという事でしょうね。
現実に、肉体的な目で見ている事象についても、夢幻のように感じることがあるかと思うのだけど、古事記以来の物語というもの、読んで頭の中に描ける図といえば、いってみればバーチャルではないでしょうか。
読む人の体験と照らし合わせてイメージが作られるわけです。
制作する側として思う事、ネット上のツールを使って、ある人格を創りあげる作業。
架空の、小説の登場人物のような、人格をネットワークの中に創りあげる。
このことに取り組んで10年ほどが過ぎます。
人間ってたいがいフェチな面があって、異性に興味をもって、セックスに興味あり。
そんなことナマの実生活においては、夫婦、恋人、という関係の中で成熟すること。
そういう側面を、バーチャル世界で、バーチャル人格で、小説を書く、日記を書く。
男が女に変身、女が男に変身、老人が若者に、若者が老人に、そういう世界が作れる。
そう思って、それらの総合がひとつの芸術の枠にならないか、と思っているわけです。
この領域は、シュールリアリズム領域なのかも知れません。
男が女をやるというのは、歌舞伎では女形があるし、舞踊でもあります。
そう思って考え見てみると、けっこう倒錯という言い方で括られる領域がある。
これは芸術のジャンルとしても成立すると思うが、芸術側は認めないですかね。
(続く)